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『and / I / love / you』を久々に聞いてからというもの、シリアスな話が書きたくてしょうがないので。
文才はないけど…文字にしたかったんです;;
それでもいいよ!という方は、続きからどうぞ!
万十小話?
出会った時は互いに翼をもっていたんだ
自力で飛べるだけの、小さな翼を。
「…飛べなくなった」
「万丈目?」
「…なんでもない」
黒いコートを纏った彼は翼をもっていた。
多くのプレッシャーに負けない、頼りないが力強さも持ち合わせた翼を。
意地だけで飛んできた。
地に足をつけるなんて、プライドが許さなかった。
いつか、夢を叶えるまではと。
しかしそれも、かなわなかった。
彼が一度学園を去ったとき、砕け散ったプライド。
焦りとプレッシャーに耐えきれず、その場に崩れ落ちた。
力の弱まった翼では飛び立つこともできず、ただ足掻いていた。
「一緒なら飛べるさ」
そう言って差しのべられた手。
赤い制服を羽織った彼もまた、翼を持っていた。
白くて美しい純粋な翼を。
でもいつまでも純粋なままではいられなかった。
流れていった月日は、彼の純粋な翼を傷つけるには十分で。
子供のままではいられないんだと、気づいてしまった。
そうして失った純粋な片翼。
弱い翼と片翼。
1人で空を飛ぶことはできず、空に焦がれるだけだった。
「一緒に飛ぼう?」
もう一度、伸ばされた手に視線を落とす。
その手を取り、しっかりと握りしめる。
そうすれば応えるように握り返してくる自分よりも一回り小さな手。
空を見上げて思う。
「もう、お前無しでは飛べないのだろうな」
「…そうかな」
「お前も、オレ無しでは飛べないように」
「そうだな」
1人で飛ぶには力が足りなくて。
一緒に飛んだ時の体の軽さを覚えてしまったから。
1人で飛ぶには翼が足りなくて。
一緒に飛んだ時の喜びを覚えてしまったから。
「…愛している」
「うん」
「愛してるんだ、十代」
「うん、オレも。万丈目」
例え、いま力を取り戻しても。
例え、いま翼を取り戻しても。
もう1人きりで飛べる気はしないから。
「「2人で、一緒に」」
END
******
私は「飛ぶ」ことは、「生きる」ことだと思うんです。
そして「翼」は「生きる力」。
1人で生きてきたのに、傷ついて、くじけそうになって。
その時傍にいた存在が、手を差し伸べてくれた存在が、無くては生きていけないと思うほど依存してしまった。
そんな2人が書きたかったんですが…
ちゃんと文章になってるのか、不安……orz
では、ここまで妄想と目に悪い駄文に付き合ってくれた方、ありがとうございました!
これを元に描きたいイラストがあるので、描きあげたらそれと一緒にサイトの方へ移動します。
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*19○○年01月01日生まれ
*A型のやぎ座
*現在遊戯王愛w
*漫画が大好き
*身長 172cm位